付合するものは必ず動産である。
動産って私はいつも車とか椅子とかなぜかレンジをよく想像してしまいますが、もっといろんなものを当てはめて考えれば良かったなとよく思います。
不動産以外のもの全部ですもんねw
この付合については特にそう思ったんですよね~
それぞれの論点においてしっくりくる物って
やっぱりそれぞれ「これ」というのがきっとあって
その人にとっての「これ」も様々あるんでしょうね😊
付合や加工による取得は原始取得になります。
付合
不動産の付合
242条
不動産の所有者は、その不動産に従として付合した物の所有権を取得する。ただし、権原によってその物を附属させた他人の権利を妨げない。
不動産と動産が付合したら、不動産の所有者が動産の所有権を取得する
引っ付いちゃった動産の持ち主さんは権利を失うんですね。
確かに私の家の花壇に、妹の持ってきたサクラソウの種を蒔いたら、花が咲いたって妹に引っこ抜かれない限りは私の家のもののようなもんですもんね🌸
権原によって附属させたというのは、私が家を貸してた場合ですかね。
借りてる人が(賃借権に基づいてるから)トマトの苗を植えてたら、それは借りてる人のものですもんね(^▽^)
動産の付合
動産が引っ付くって、いつもロボットが頭に出てきてた(^^;)
★主従の区別がつく場合
243条
所有者を異にする数個の動産が、付合により、損傷しなければ分離することができなくなったときは、その合成物の所有権は、主たる動産の所有者に帰属する。分離するのに過分の費用を要するときも、同様とする。
動産同士が付合し分離できない場合は、その合成物は主たる動産の所有者が所有権を取得する
私の愛車に弟のカーナビ付けたら、もう私の物です!ラッキー(^▽^)/
※主たる動産かどうかは、合成物の性質や、占める割合など個別に判断だそう
★主従の区別がつかない場合
244条
付合した動産について主従の区別をすることができないときは、各動産の所有者は、その付合の時における価格の割合に応じてその合成物を共有する。
メインがどれか分からないのなら、価格の割合に応じて共有する
(価格と価額って、どう使い分けしてるんですかね?)
この辺から、いまいちイメージが噛み合わなかったから
付合って出ると頭が「ウッ!」ってなってました(^^;)
ロボットじゃ難しかったんです💦
だいたい頭が主人公っぽいし、でも胴体が一番メインっぽいし。
そしたら椅子で上手いこと出来た!
私はペンキを買って、ルームシェアしてる友達のボロボロの椅子を塗りました。
出来も良く、友達も喜んでくれ仲良く共有して使ってます。
もうどっちの物かなんてどうでもいいです。平和が一番✨
(混和は、バナナと牛乳でバナナジュースでイメージしましたね。あまり出ませんけどね)
加工
ダイヤの原石だけ持ってて、指輪にしたくて職人さんに作ってもらったら
原則は、ダイヤの持ち主がそのまま所有権を取得しますが
一定の場合には、指輪職人さんのものになる例外もあるというやつですね。
例外❶
工作によって生じた価格が、材料の価格を著しく超えるとき
例外❷
加工者が材料の一部を提供、その価格に工作によって生じた価格を加えたものが他人の材料の価格を著しく超えるとき
どっちも加工によって価値が跳ね上がったら、さすがに話は変わってくると言いたいわけです。
その辺で拾った木をじいちゃんに渡したら、じいちゃんそれで立派な仏像作ってしまった…実は人間国宝だった。
そんなん逆に自分のものにしたいわ!ψ(`∇´)ψ
その他の権利
付合や加工などで、その物を取得したのなら、その物に存在してる他の権利(担保物権なんか)も取得します。
付合した動産を目的とした先取特権が付いてることだってあるかもしれませんね。
権利を失ったら…
逆に付合や加工などで自分の物を失ってしまった人は、不当利得の規定によって求償することができます。
結局のところ、私は弟にカーナビ代を払わなくちゃいけないわけですね😢
★付合も加工に関しても任意規定でしかないので、お互いの話し合いや約束で最終的にはどちらを持ち主とするのかは基本的には自由です。
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