開業2年目

前回の投稿からどれくらい経ったかは分かりません。
もう3年目の終わりです、今。
前回でも少し触れていますが2年目をざっくり振り返っておきます。
備忘録ですね。

2年目は大きく見ると、とても変化のあった年となりました。

1月に建設業の新規許可の依頼が来たんです。
これ飛び込み営業からです。

建設業の業務の勉強をし、ある程度基礎的な知識は完璧だと先生にお墨付きを頂いたので来年打って出るための模擬営業をしてみました。
12月にどのくらい頑張れるかテストをしてた結果です。
1日どのくらいまわれるか、的な。
近所の業者をケータイで調べ尋ねる。ただそれだけ。
結局1社だけ、人居た。その会社からです。しかも社長でもなく社長のお母さんです。
普通に一軒家(実家)が本社ってあるものです。
そこは前々から許可取りたくて自力で調べてたが、時間ない、よく分からない。で放置状態だった。
社長のお母さんがたまたま行瀬書士の営業に会い名刺を息子に渡す。
そして連絡がきた。というわけです。

まぁ奇跡です。そんなことは。
でも結局建設業初受任となりました。嬉しかったです。
なんか自力集客を初めて感じた。
コロナの支援金ってなんだかんだ事務局の力もありますしね。自分というより国の力ですよ。
どこか自分の集客ではない気持ちもあった。
ゆえにちょっと自信にもなった。

無事申請でき許可もおりた。
万々歳。

けっこう居ないですね。社長って、現場出てる。

先生とは建設業歴15年のベテランの方です。
素晴らしい内容でした。
先生の顧客の書類を基に新規、更新、決算など実践形式で教えてくれました。
(マスキングはしてありますよ)
ようは疑似的にも実務をやってた勉強ですね。
ご案内などのメールのやり取りもそのままリアルに。
足りない書類を必死に見つけメールし取得しないと申請に必要な書類がいつまで経っても足りません。
すると勉強進まない。そんな内容でした。

困った時に聞ける人。師匠のような人を見つけておくのは良いです。
というかそれが一番助かる。
意外と先輩先生は皆さん優しいですよ。
行政書士の先生って真面目で優しい人多いんですよ!
それが今の行政書士に対する私のイメージです。

4月から建設業の相談員をして相方のベテラン先生の対応を見て勉強が出来たのも大きいです。
まだまだ集客力はない、でも事例はくる、相談者の話のことね、そこで実際に対応しながら勉強出来ましたよね。
いい経験です。まだ続けてる。
むしろそれないと忘れそう業務の知識、、(笑)

1月にもうひとつLP作ろ!と思い補助金だ!と。
自分は作文苦手、話すのも苦手ですが、ヒアリングしてもらって事業計画書を作ってもらいました。
大変だったと思いますが同期の先生ありがとうございます。(他人に任せたのだ)

この補助事業計画の実行が開業2年目の大きな挑戦でしたね。
結局いつまでかかってたんだっけ?
もうあまり覚えてません。
なんか3・4・5月は事業復活支援金で忙しくしてたのを覚えてる。
6月からLPの原案の文考えたり、チラシ、名刺その他のこともやり取りしてた。
8月くらいにGoogle広告の練習してた。
でも10月あたりで資金繰り怪しくなりそうなこと把握してたんで結局止めた。
LP制作して、DM梱包~発送して、力尽きた。
そんなことを点々と記憶にあるくらいです。
そう、、、、去年の10月までは開業からひたすらに貯金が減り続ける生活をずっとしていた。
心震える毎日でした、今も変わらないけど。

いや~頑張ったな。

10月からある建設会社と関わりが出来た。

5月の終わり、1本の電話。
「社長が急死したんだんだけど、許可ってどうなる?」
その会社には顧問の行政書士がいた(なので答えも同じ)
だからセカンドオピニオン的なものだったと思う。
聞くと他に要件を満たす人が居ないので金看板はおろすことになる。
こんなやりとりで終わったはずだった。
1週間後また電話。
「今請けてる仕事はできる?責任は誰が?」
その後なんとなく1週間おきに電話くる。
「もう新しい会社作ってやったほうが、、、」と会社設立と融資支援のお仕事になると思った時も。
「社長の奥さんが、、、」と相続でごちゃごちゃしてる。揉めるなら弁護士だと。
「弁護士と契約したんだけど、、、」と経過報告されたり。
いつの間にかひたすらお話に付き合うようになった。
ずっとその電話に付き合う。超タダ働きです(笑)
初め10分くらいだったのが、終いには1時間以上電話してた。
でもいいやって思ってたから、ずっと聞いてた。
なんか聞かれるし、言えること言ってた。

8月に1度会って話がしたいと言われる。
資金繰りが怪しいらしい。
「代表取締役が不在なままのため、銀行も取引先とのこの先のことも何も決められず、やばい!」
銀行はネットバンキングを一時利用停止、窓口での振り込みしかできない。
商社は保証金以上の金額の掛け取引を停止、当月で払わないといけない。
ボーナス払ってるし、決算で納税あるし、重なってたいろいろ。
ということが書いてあった事務員さんの作った支払予定書を見せられる。
事務員さんに言われ、8月は個人資産から200万入れると取締役さんは言う。
それでしのぐつもり。
でも9月はさらに800万入れないと間に合わない。
「これならもう潰すほうがいい」
「こんなにお金貸すくらいなら自分の会社作る資金にした方が良くない?」

色々あって取締役さんは会社を継ぎました。
たくさんの話をずっと聞いてきて整理して、自分なりに継ぐメリットデメリット、自分で立ち上げるメリットデメリットを私は伝えた。役に立ったのは過去に勉強したこと。
数字のことを少しは分かることが役に立つとはね。
結局決めたのはその取締役さん。
でも責任は少し感じる。だからその会社に関わってます。
社長の相談役と金庫番+多少雑多な解決役人間として。
顧問契約=固定収入ゲット。
なので10月からウチも持ち直したのでした(笑)
12月最後までもうこの会社と関わりながら会社のこと知る勉強で必死だった。

これが開業2年目でしたね。

いやほんとこんな状況が1年前にあった。
事業承継が大変だったのか、いやその後の全てが大変だったような・・・。
今年この会社の決算も大変だった。
デメリット(前社長の負の遺産)の整理とかあったけど、メリット(前社長の苦労は見返りとなる)のせいで。
でもこれからやっと現社長のまっさらな始まり地点に立てただけ。ここからが本当の今の数字。

10月から奥さんが手伝いに来るとか言ってる。
揉めそうだけどしょうがない。
(せめてお金関係の引継ぎ少しはできるといいけどな)
会社の人が日なた。私は日陰。これでいい。

開業3年目も終わる今。
また1年前からは想像もできない未来にいるのですが、またいつか。
(やっと買い揃えることができたデスクとチェアとソファで喜んでる程度です)

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